イベントレポート

2026年2月21日(土)開催!海ごみ出張授業with2025年度 第4回 オールクリーン野島ビーチ@ 野島海岸

今年度の海ごみ出張授業は、海洋環境保全市民団体「海をつくる会」事務局長 坂本さんを講師に迎え、海のマイクロプラスチックや、ブルーカーボンとして注目されている海草アマモについて、さらに、アマモ発芽装置を発明した学生発明家の嘉手納杏果さんとの活動をご紹介しています。環境問題の最前線で活躍する講師とともに、海の生き物や海洋ごみ問題に触れ、自分たちにできるアクションを学ぶプログラムです。
今回は、オールクリーン野島ビーチ実行委員会と公益財団法人よこはまユース による、横浜市に唯一残された最後の自然海岸を守る「2025年度 第4回 オールクリーン野島ビーチ」に参加してくださった皆さんと一緒に、海洋プラスチックごみ、海草アマモについて学びました。

大雪が降った同じ付とは思えないくらい暖かい快晴となった今年度最後の海ごみ出張授業。今回もご一緒させていただいたのは、横浜市に唯一残された自然海岸でもある野島海岸(乙舳海岸)を舞台に年4回実施されている「オールクリーン野島ビーチ」。まずは、午後1時から、大きく潮が引き干潟が姿を現した海を眺めながらのごみ拾いからスタート。この日は、前回12月の倍以上の方が集まり、76名の方がトングやザルを片手に大きなものから、小さく泥まみれになっているプラスチックなど、たくさんのゴミを拾い集めてくれました。そのごみ回収量はなんと85kg!


どうしてこれが・・・
たばこの吸い殻がたくさん・・・

皆さんが集めてきたごみは種類ごとに分けられ、重さや数を集計し、世界規模で海岸漂着ごみの調査や清掃活動を実施し世界で最も包括的な海洋ごみデータベースを構築している国際海岸クリーンアップ(International Coastal Cleanup : ICC)へと送られます。

下水処理剤(曝気剤)のチューブもたくさん拾われていました。

浜の砂はとてもきれいで、その中に色とりどりの海洋マイクロプラスチックや半透明のレジンペレット、人工芝の破片が混ざり、さらに青々とした海苔も打ち上げられ、遠くまで潮が引いた海岸には、ごみ拾いをしている人たちの他に、潮干狩りに来ている方も多く、様々な生き物たちの息遣いを感じる一日でした。


約1時間30分ほどの海岸清掃後は、会場を野島青少年研修センターへ移し、海をつくる会 事務局長 坂本さんによる野島海岸、海ごみ、海洋マイクロプラスちっちについての講義を実施しました。


野島海岸の生き物たちのお話やアマモのお話、さらには私たちの生活から出ている海洋マイクロプラスチックについてのお話まで、幅広くお話してくださいました。

野島海岸の海水がとてもきれいなのは、浅瀬に暮らす二枚貝たちなどの生き物たちが海水を取り込み、エラでプランクトンや有機懸濁物を濾過して餌にすることで、水をきれいにしてくれているから。さらに、坂本さんたちが移植を続けて増えてきた海草アマモが増えたおかげで、魚たちの暮らす場所ができ、アオリイカやアイナメが増えてきているそうです。

また、アマモの移植についても、詳しくお話してくださいました。
海草アマモは、胞子で増える海藻とは違い、水中で種を作る植物です。初夏に花を咲かせて実を結び、夏には多くの葉が枯れて流出し、水温10度以下になると発芽します。しかし自然界においてはその発芽率は通常1~3%程度ととても低く育成するのが難しい植物です。そこで豊かな海をつくりたいと中学生の時に坂本さんたちのもとに通い研究し、水温差と発芽水のW効果で最短18時間・6日で88%の発芽率で発芽させる装置を発明したのが学生発明家 嘉手納杏果さんです。
※ 学生発明家 嘉手納杏果さんの発明について詳しくは「公益社団法人発明協会」のHPをご覧ください
アマモの発芽・育成装置及び方法 
 解説動画
小魚を巻き込まないマイクロプラスチック回収ボート
 解説動画
また、間もなく発災から15年を迎える東日本大震災の復興支援として行っている、宮城県石巻市雄勝町での海底清掃とアマモ移植活動についてもお話されていました。

FMヨコハマとのコラボとなった横浜市野島青少年研修センターでの「オールクリーン野島ビーチ」、次回の開催は5月とのこと。ぜひ、参加してみてください。

今年度の海ごみ出張授業は、今回が最後となります。講義を担当してくださった海をつくる会事務局長 坂本さん、口座に協力してくださった学生発明家の嘉手納杏果さん、そして、出張授業に参加してくださった皆さん、ありがとうございました!

海をつくる会 の活動について。「海をつくる会
オールクリーン野島ビーチなどの活動については「横浜市立野島青少年研修センター」イベント情報をご覧ください。