イベントレポート

拾い箱設置実証実験~観光地のごみ問題対策~株式会社ピリカタカノメ徒歩版調査結果リポート!

FMヨコハマでは、オーバーツーリズムによるごみ問題対策の実証実験として、みなとみらい地区にある日本丸メモリアルパークと株式会社ピリカのご協力のもと、2025年12月から2026年1月までの期間、拾い箱を3か所に設置してゴミの散乱について調査いたしました。

調査の範囲は、拾い箱周辺のみならず、さくら通り沿いの歩道、133号沿い、タワーD等へのつながる橋など、広範囲にわたりました。調査は、拾い箱を設置前、設置中、設置後と3つの時期に分け、みなとみらいに人が多く繰り出すクリスマス、元日も含む、令和7年12月から1月にかけて全6回、「タカノメ(徒歩版)」を用いた路上散乱ごみ分布調査が実施されました。
株式会社ピリカが開発したごみ分布調査システム「タカノメ」は、スマートフォンのカメラを使い、路上の様子を撮影し、動画から路上に散乱しているごみ 31種類もの判別し、数を集計し、さらに地図に見える化してくれるというもの。
結果として・・・

  • 調査エリアの路上散乱ごみの数は、白色紙類、たばこ、包装フィルム、色付紙類、缶の順
    に多かった。
  • 調査ルート100mあたりの路上散乱ごみの数をごみ箱設置時期(1/1を除く)で比較したと
    ころ、撤去後が最も多かった。
  • 飲料容器ごみ(缶、びん、ペットボトル)に関してはごみ箱設置時期(1/1を除く)が散乱
    が最も少なかった。 


・・・とのこと。
今回調査した日本丸メモリアルパークでは、毎日業者による清掃が行われており、ごみの量は、拾い箱を設置前・設置中・設置後とそれほど大きな変化はありせんでした。しかし、2026年を迎えた1月1日の調査では、他の日に比べて3倍近くごみが散乱。
2025年から2026年となる年越しのこの日。コスモワールドは午前11時から深夜3時までの特別営業日。2026年へのカウントダウンが大観覧車に投影されるイベントも。また、ランドマークタワーの69階展望フロア「スカイガーデン」が、ビル大規模修繕工事のためお休みに入る前の最後の日ということもあり、多くの方が次から次へと訪れていた日でもありました。ごみが特に目立った場所は、敷地内に設置されていたベンチ周り。食品由来のごみも多く、ベンチ周辺で長時間かつ複数人が滞在していたことが窺えました。また、自動販売機のリサイクルBOXには、飲料の空き容器以外にも他のゴミが入ったレジ袋も多く、歩道にはたばこのポイ捨て、海を眺める芝生エリアにもごみが目立っていました。

その特別な1月1日を除くと、飲料のゴミについては、自販機まわりに空き容器回収BOXが設置されていますが、さらに拾い箱を設置中は少なかったという結果もあり、拾い箱があることでゴミの散乱にはある程度効果があることも伺えました。
今後の対策として、株式会社ピリカからはポイ捨てをさせない、またはごみを拾う活動を促すための提案もされました。

都市と海が隣接することで、街に落ちているごみが風や雨などによってすぐに海へと流出し、海洋ごみとなってしまういエリアのみなとみらい地区。これからもみなさんと一緒にゴミを減らす活動を実施していきます。



日本丸メモリアルパーク
ピリカ株式会社
ピリカ ごみ分布調査サービス タカノメ